自衛隊からの転職理由を面接試験で何と言えばよいのか困っている…
などと、悩んでいませんか?
自衛隊から転職する理由について企業面接では、高確率で聞かれると思います。
その為、必ず面接試験に挑む前にある程度話すことを考えておかなければいけません。
この記事では実際に自衛隊から転職し、民間企業で働いた経験がある筆者が自衛隊からの転職理由や自衛隊を辞めるときの有効な退職理由について詳しく解説しています。
現時点で自衛隊を辞めて民間企業への転職を考えている方は、面接試験での転職理由について悩んでいる方は、是非とも参考にしてみてくださいね。
Contents
自衛隊を中途退職するための退職理由を考える
自衛隊から転職する前にまずは、自衛隊を辞める事自体が最初の難関となります。
私自身も自衛隊を中途退職する際には、かなりの時間と労力がかかりました。
退職することを上司に伝えた後は、各部署の印鑑周りや保険や年金等の解約手続きなど様々な手続きが自衛隊を退職する際には必要となります。
また、民間企業を退職するのとは訳が違い「退職したい」と伝えたからと言ってすぐに受理される訳ではありません。
直属の上司の説得や、同僚からの引き止め等もありことでしょう。
“自衛官候補生”で入隊した方であれば満期を理由に継続するか、退職するか選択できる様になっています。
しかし、一般曹候補生の枠で入隊された方はそうもいきませんよね。
自衛隊を中途退職する際のコツとしては、ある程度退職を伝える前に次の転職先の目星をつけておく事が大切です。
そうでないと周りの上司にいくら退職したい旨を伝えても、説得力がかけるからです。
本気で退職を考えている事がしっかりと伝わりさえすれば、必ずあなたの後押しをしてくれる先輩自衛官も現れる事でしょう。
自衛隊をどうしても辞めれない場合の必勝法
自衛隊を辞めたいと思っていても、状況によっては辞めづらい人もいるかもしれません。
- 直属の上司が絶対に許してはくれない…
- 退職したいけど退職した後が不安…
- 自衛隊の退職の仕方自体が分からない…
退職となると不安要素が沢山あるのは分かります。
とは言っても、現状に不満があるのであれば行動しなければ何も変わりませんよね。
自衛隊をまずは辞めることからあなたの第二の人生が始まる、と言っても過言ではないです。
まずは強い意志を持って、退職したいことを上司に伝えましょう。
私が自衛隊を辞めた時の流れ
実際に私が自衛隊を中途退職したのは22歳の頃であり、”一般曹候補生”として入隊しました。
勿論、頑張って入隊したのですから、最初から辞めるつもりはなかったです。
退職した理由としては、自分の想像していた自衛隊生活とは現場がかけ離れたところだったからです。
退職を決めた時はある程度次のステップを考えた後に、現場の幹部(上司)に退職したい旨を直接伝えました。
その後は、統括班から退職に必要な書類等をもらい、退職に必要な管轄の上司の印鑑を自分の足で回ってもらいました。
必要書類を提出した後は、約1ヶ月後くらいに正式に自衛隊を退職する事ができましたね。
自衛隊は簡単には辞められない!その理由とは?
自衛隊は他の公務員とは違い、正式名称では“特別職国家公務員”と呼ばれています。
他の公務員とは違い国防に関わる業務を行っていますので、守秘義務が民間企業や他の公務員よりも厳しくなっています。
その為、他の公務員とは別に“特別職”として自衛隊は扱われているのです。
入隊するのは簡単な様な気もしますが、中途退職となるとそうも行かないのが自衛隊なのです。
退職する際にも守秘義務に関してや、自衛隊内で配布されてた物品などに関しても全て返納しなければならない様になっています。
面接試験で役立つ自衛隊からの転職理由を伝授
自衛隊からの退職が成功したらその後は、転職先の企業を本格的に探しましょう。
自衛隊にいる間にある程度転職エージェントサイト等を活用して、話を進めておきましょう。
退職と同時に本格的に企業へ応募するのが、一番良い方法です。
20代前半で転職する方には”第二新卒(社会に出てまだ間もない人)”枠として採用される場合もあるので、転職活動では大変有利に話を進める事ができるでしょう。
基本的な民間企業への転職の流れとしては、
- 転職エージェントサイトを利用する
- 気になった企業へ応募する
- 選考書類審査を受ける(一次試験)
- 企業面接試験を受ける(二次試験)
- 企業から内定をもらう
の様になっています。
企業面接試験で使える元自衛隊の転職理由としては、
- 誰かのせいで辞めた…
- 職場が嫌だった…
- 仕事が合わなかった…
などの後ろめたさが感じられる転職理由ではなく、出来るだけ前向きに今後のことを考えた転職理由を伝える様にしてください。
例えば、
- 将来性に不安を感じたので、この機会にキャリアチェンジを検討しているから
- 新しい分野で手に職をつけたいと考えているから
- 民間企業で働いて、新しいことにチャレンジしたいから
などが挙げられます。
前向きにポジティブなイメージを面接官に与える転職理由であれば、それ程深く考えることはありません。
自分の正直な気持ちを、面接官に伝える様にしてくださいね。
自衛隊から民間企業への3つの転職方法
- 転職エージェントを利用する
- 専門学校を利用する
- 知人や友達に紹介してもらう
- おまけ:予備自衛官になるのもアリ!?【副業】
今は便利な転職エージェントサイト等もかなり増えており、プロのキャリアアドバイザーが無料であなたの転職活動をサポートしてくれます。
また、今の社会状況的には少子高齢化が進んでどの企業でも、かなり人手不足で悩まされている状況です。
転職市場は完全に買い手市場と言っても過言ではないので、強気で転職活動に臨んでくださいね。
転職エージェントを活用する
自衛隊からの転職を検討されている方に、一番に利用してもらいたいのが転職エージェントです。
転職エージェントとは、普通の転職サイトとは違いプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職活動を実際に登録から転職するまで全てサポートしてくれます。
18歳で自衛隊に入隊した方だとどうしても転職の経験がない方ばかりですので、必ず最初に転職エージェントに登録してから相談する様にしてください。
登録から実際に転職するまでのサービスの利用は一切お金がかからない上に、分からないことなどは全て担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
専門学校を利用する
自衛隊から一度専門学校へ入学するのも、一つの方法です。
実際に私も自衛隊を退職した後は、手に職をつけるために大阪にある”辻調理師専門学校”へ1年間通っています。
専門学校を利用するメリットとしては、
- 学校経由で業界に特化した求人情報を探してもらえる
- 専門学校で基本的なことを学び、資格やスキルの習得ができる
- 自衛隊以外の友達ができる
などが挙げられます。
逆に専門学校を利用するデメリットとしては、“お金がかかる”と言うことです。
自衛隊である程度貯金をしている方であれば良いのですが、お金に不安がある方は専門学校を利用せずに就職した方が良いでしょう。
知人や友人に紹介してもらう
自衛隊から転職する方法として、転職先を知人や友人に紹介してもらうのもアリです。
その代わりしっかりと信頼できる人でなければいけませんので、人を選んで転職する話を進める様にしてくださいね。
社会人になると知人や友人でも騙そうと考える人も中にはいますので、くれぐれも注意して本格的に話を進めるかどうか判断してください。
また、実家が農家だったり飲食店等を営んでいる方は、実家の手伝いなどもありだと思います。
その他、リゾートバイト等にチャレンジしてみるのも一つの手ですね。
おまけ:予備自衛官になるのもアリ!?【副業】
予備自衛官とは、一般の自衛官とは違い雇用形態でいえば、アルバイトの様に自衛隊勤務する日程を自身で決めて働ける制度です。
採用年齢は18〜34歳未満となっており、実際に私の父も予備自衛官をやりながら実家で農業を営んでいました。
副業として自衛隊でアルバイトできると考えるとかなり楽な上に、給料も日当1万円以上とかなり良いです。
予備自衛官として働きながら、他でも仕事を行うといったダブルワークも選択肢の一つとして持っておいて損はないでしょう。
【年代別】おすすめの自衛隊転職サイト

自衛隊から転職すると言っても、それぞれの置かれている立場や状況によっては、簡単には転職できない場合もあります。
20代前半で独身男性であれば簡単に転職を実行する事ができるかもしれません。
しかし、40代で家族を持っている男性となるとそう簡単には転職する事ができませんよね。
とはいえ自衛隊からの転職はそれ程難しいことではないので、少しでも転職を検討されているのであれば、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
元自衛官20代におすすめの転職サイト
20代の方であれば第二新卒でも採用条件として捉えられる他、転職市場での需要もかなり高いので就職できる企業は大変多いでしょう。
実際に転職エージェントで相談されてみるとお分かりいただけると思いますが、応募できる紹介企業も実際にかなり多いです。
20代であればまだまだチャレンジできる事が大変多いので、臆せずに転職活動に取り組んでみてくださいね。
元自衛官30代におすすめの転職サイト
30代となると業界によっては採用が厳しい企業等も多数出てきます。
30代後半の方は特に転職市場では厳しくなるので、転職活動を行う際には自身がこれまで培ってきた強みを、しっかりと洗い出しアピールする事が大切です。
個人では分かりにくい強みやアピールポイント等も転職エージェントを活用することで、分かりやすくアドバイスしてくれます。
まずは気軽に相談してみてくださいね。
元自衛官40代におすすめの転職サイト
40代で自衛隊からの転職を検討されている方は、ハイクラス向けの転職エージェントを利用してみましょう。
今よりも年収が劣ってしまう可能性もありますが、それでも自衛隊でついていたポジションによっては年収アップも狙えるかもしれません。
まずは転職エージェントを活用して、今の自分の市場価値を測ってもらい、自身に適した企業がないか探してもらいましょう。
まとめ:自衛隊からの転職理由を元自が伝授!面接試験で役立つ【失敗しない】

ここまで自衛隊からの退職に関することや、企業面接試験等で役立つ退職理由の伝え方等に関して詳しく説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
正直、自衛隊から退職するのも一苦労だと思います。
しかしそこを乗り越えて民間企業に就職するまでが実際の転職なので、しっかりと自身に適した転職サイト等を活用し、まずは情報取集から初めてみてはいかがでしょうか。
あなたの素晴らしいセカンドキャリアの為にも、今日から行動していきましょう。
