転職ノウハウ

幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】

幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】

幹部自衛官からの民間企業や他の公務員への転職を検討されていませんか?

しかしながら、せっかく苦労して幹部自衛官として入隊したのに、今辞めたら勿体無いといった気持ちもなきにしもあらずですよね。

正直いうと幹部自衛官として採用された方が、今のまま自衛隊を続けるのは本当に勿体無いです。

自衛隊では組織が優先される職場なので、自身がやりたい仕事や職場を選べないのがもどかしいと感じてはいませんか。

この記事では幹部自衛官から転職して自身のやりたい事を実現させるための方法を、詳しく解説しています。

現時点で少しでも転職を検討されている幹部自衛官の方は、是非とも参考にしてみてくださいね。

幹部自衛官が退職する主な5つの理由

幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】
  • 長時間労働
  • 休日出勤
  • 試験勉強
  • 上からの激しい叱責
  • 人間関係

幹部自衛官が辞める理由としては、上記の5つの理由が主ですね。

理由だけ見てみると、一般隊員の自衛官となんら変わりはありません。

実際に自衛隊という職業は24時間体制で仕事しているようなもので、特に幹部自衛官となると拘束時間も一般隊員より長くとても業務が多いのが現状です。

私が勤務していた職場も夜遅くまで一般隊員が全員帰った後でも、デスクワークされていました。

人間関係は個々の問題なので詳しくは分かりませんが、ハタから見る感じでは多忙と言った感じではありましたね。

勿論、辞める理由は上記にあげた項目以外にもあるかもしれませんが、だいたい上記に当てはまるのではないでしょうか。

長時間労働

幹部自衛官の方が自衛隊を辞める理由として、一番に上がるのが「長時間労働」です。

一般隊員とは別に長時間職場に残って作業することも大変多く、様々なタスクを同時にこなしている方が多いので、人によっては自宅に持ち帰って作業する方もいます。

自衛隊は職場によっては大変多忙なところもありますので、マンパワーを頼りにして業務を行っている職場はブラック企業と何ら大差ありません。

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休日出勤

幹部自衛官は休日でも出勤して、作業を行う人が大変多いです。

自衛官なので有事の際には一般隊員も関係なく出動しなければいけないのですが、全く有事でない日でも業務が溜まっている場合は自主的に出勤して作業する場合もあります。

ただでさえ、平日は夜遅くまで業務をして帰りが遅いのに、休日もたまに職場で業務をしなければならないとなると辞めたくもなりますよね。

試験勉強

幹部自衛官である以上は、試験勉強が常について廻ります。

一般的には「幹部候補生課程」を経て幹部自衛官として現場で指揮をとる方が大変多いですが、卒業した後も様々な課程が待ち構えています。

その都度に試験があったりするので、業務の合間をぬって試験勉強も同時並行して行かなければなりません。

通常業務もある上に幹部自衛官としての試験勉強もあるのですから、幹部自衛官は気が休まる暇すらないと言っても過言ではないでしょう。

上からの激しい叱責

体育会系であり縦社会となっている自衛隊において、上官の命令は絶対といっても過言ではありません。

幹部自衛官ともなると常に緊張している状態で、仕事をしているのも珍しくはありません。

筆者である私自身は一般隊員として業務を行っていましたが、普通に殴られることもありました。

現場によってはパワハラのような指導の仕方が当たり前となっているところもあるので、それがストレスとなって辞めていく人も少なくありません。

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人間関係

幹部自衛官として職場で指揮をとっている以上、様々な年齢の人たちと仕事を行うこととなります。

現場で使えない幹部としてレッテルが貼られてしまうと、かなり居心地が悪くなる他人間関係も悪くなる為、業務に差し支えが出てしまいかねません。

幹部自衛官は若くて現場の指揮をする人が多いので、最初はかなり人間関係に悩みやすいと言われています。

人によっては現場の人間関係が上手く行かずに、うつ病になる方もいるくらいです。

幹部自衛官であるメリットとデメリット

幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】

幹部自衛官であるメリットとデメリットに関して、今一度見直してみましょう。

実際に書き出してみるとかなりデメリットの方が多いです。

安定と引き換えにかなり犠牲にしているものが多いことに、気づいている方も大変多いのではないでしょうか。

幹部自衛官といえど業務内容に関してはブラック企業並みであり、一般隊員とは別に転勤が多いのも大きなデメリットですね。

幹部自衛官のデメリット

  • 幹部自衛官だと市場価値は低いまま
  • 行う仕事と働く場所は選べない
  • 個人の意思よりも組織優先
  • 幹部自衛官は残業が多い
  • 2〜3年ごとに全国転勤がある

幹部自衛官である一番のデメリットは、いざ転職しようと考えた時に市場価値がそれ程高くないということです。

自衛隊内で民間企業でも通用するスキルを身につける事ができれば良いのですが、自衛隊で求められる事と民間企業で求められることは全く違います。

もそもそ自衛隊は営利目的で活動を行っていませんし、以外にこのご時世にまだアナログで業務を行っているところも大変多いです。

その他、幹部自衛官は数年おきに転勤が必ずあるので自身が望んだ場所で働いたり、やりたい仕事を取り組んだりする事ができません。

幹部自衛官のメリット

給料や福利厚生が定年まで安定している

幹部自衛官の唯一のメリットと言えるのが、給料や福利厚生が定年まで安定しているという事でしょう。

また、自衛官の定年は53歳となっており年金が受給されるのが65歳からなので、約10年間は全く収入がないという事になります。

幕僚長や将官・将補クラスであれば60歳まで務める事ができますが、そのクラスまで昇給するのは一握りの幹部自衛官だけです。

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幹部自衛官の年収と民間企業の平均年収を比較

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幹部自衛官の平均年収推移は560万円~防衛省データ)となっており、民間企業に勤めている方と比較すると545万円doda調べ)とそれ程変わりありません。

あくまでも数値は一般的な民間企業の会社員の平均年収となっており、人によってはかなり稼いでいる方も大変多いです。

上場企業の会社員ともなると、年収1,000万円を超えている方がゴロゴロいます。

幹部自衛官が貰える年収額の上限は最初から決まっているので、それ以上稼ぎたいとなると不可能と言っても過言ではありません。

働く場所や行う業務等も縛りがある中で、フルに自身の力を発揮するのは難しいと言えるでしょう。

幹部自衛官の方であれば外の社会でも十分通用するスペックを備えていると思いますので、是非とも今に満足がいってない方は転職を検討してみてはいかがでしょうか。

幹部自衛官におすすめの転職先

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一般の若手幹部の方はコネがない人が多いので、定年幹部自衛官のようにOBの誘いで大企業の顧問についたりといったことはまずありません。

ではそんな若手幹部がやめた後は、どのような仕事についているのでしょうか。

実際には、

  • 金融
  • 損保
  • 生保

といったお堅い企業に再就職する人が多く、その他には警察官になる方もいますね。

警察官に転職しようと考えている方は、地方公務員試験を受けられる年齢制限が30歳までなので気をつけて下さいね。

また、幹部自衛官の仕事内容の特質上、人材管理やマネージメントといった仕事が向いているようです。

当たり前ですが一般企業に行くと幹部という肩書きは消えるので、元幹部自衛官の方は気持ちを切り替えて新しい仕事に取り組む必要があります。

また、幹部自衛官の転職者の半数は前職より年収が下がるというデータもあるため、金銭面を大事に考えている方ならそのまま転職しないのも一つの選択だとも言えますね。

幹部自衛官は一般隊員(曹士)と異なり、退職する際の書類が陸海空の幕僚監部まで書類が上がりますので、一般隊員に比べるととても退職するまで時間がかかります。

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【年代別】幹部自衛官におすすめの転職サイト

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幹部自衛官といっても年代別にみると、就職先も大分変わって来ます。

20代から30代前半までは転職市場でもかなりニーズがあるのですが、30代後半となると転職先を探すのにも一苦労です。

転職に成功している平均的な年齢が31歳だと言われているので、転職するのであれば出来るだけ早めに動いた方が良いといます。

幹部自衛官として自衛隊に長くいればいる程、あなたの市場価値は下がっていくといっても過言ではありません。

現時点で少しでも転職を検討されているのであれば、今すぐにでも転職エージェントに登録して転職できる企業がないか探してもらいましょう。

20代の幹部自衛官の場合

20代の幹部自衛官であれば転職先としては、どの業界でもチャレンジ可能といえます。

転職先の業界としては、筆者的にはIT関連の企業をおすすめしていますね。

プログラミングやWebデザインといったスキルが身につくような民間企業へ就職すると、その後のキャリアの選択肢も多くなります。

その他であれば、外資系企業などもおすすめです。

日本は少子高齢化により市場が年々縮小傾向にあるので、今後は世界を相手に仕事ができるポジションに付けるとかなり人生も充実する事でしょう。

30・40代の幹部自衛官の場合

あなたがまだ30代前半であれば採用してくれる企業等も見つかるかもしれませんが、30代後半となるとかなり転職は厳しくなります。

今から新しい業界へ挑戦するといったことは難しいので、幹部自衛官として養ったスキルや知識を活かせるような職業を目指して転職活動を行うことをおすすめします。

転職先に悩んでいる方は、是非とも一度気になる転職エージェントに登録して、プロのキャリアアドバイザーに相談してみてくださいね。

まとめ:幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】

幹部自衛官から転職する方法と主な退職理由を徹底解説【元自が語る】

ここまで幹部自衛官から転職する方法や主な退職理由に関して詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

幹部自衛官から転職するのは、用意ではありません。

自衛隊に長く勤めれば勤めるほど転職はしにくくなるので、少しでも迷っている方は早めに動きましょう。

また、転職エージェントでは無料でプロのキャリアアドバイザーが転職に関する相談にのってくれるので、是非とも悩んでいる方は活用してみてくださいね。

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