自衛隊から転職しようかと悩んでいる方は、まずは現状を整理して転職できる状況であるかしっかりと把握する事が大切です。
まとまった貯金もなく自衛隊を退職した後のことも全く考えていないのに、いきなり辞めてはかなりハイリスク。
この記事では実際に自衛隊から転職した経験がある筆者が、これから転職をしようかと検討されている方に向けて今できることを4つにまとめています。
自衛隊から転職して後悔しない為に今できる4つのこと
- 自衛隊にいる間に貯金をする
- 転職エージェントを活用して情報収集を行う
- 自衛隊にいる間にスキルと知識を身につける
- 退職した後の目標がしっかり定まってから辞める
自衛隊からの転職を検討されている方は、まずは退職した後も生活できるようなある程度の貯金が必要です。
お金に余裕がないと精神的にも不安定になる為、より良い転職ができずに絶対に後で後悔します。
また、自衛隊から転職する前にまずは転職に関する情報収集が大切。
自分が今後何をしたいのか将来的に長い目で見てどの業界に身を置いた方が良いのか、などの理由や詳細をしっかりと考えましょう。
自衛隊にいる間に貯金をする
自衛隊にいる間は民間企業で働くよりも固定費を抑える事ができる為、より効率的に貯金ができるはずです。
独身者であれば基本的に営内生活なので、家賃・水道光熱費また食費まで全て無料。
娯楽費が月3万円としても毎月10万円は必ず貯金できると思います。
1年間収入がなくても暮らせるような貯金があればベスト。
転職エージェントを活用して情報収集を行う
自衛隊からの転職を検討されている方は、自衛隊に勤めている間に転職に関する情報を集めましょう。
自衛隊に長い間いる人は、転職活動のやり方すら忘れている方が大変多いと思います。
幸い今は無料で情報提供してくれる転職エージェントがありますので、上手く活用して自身に適した業界や転職先に早めに目星をつけておきましょう。
ゲキサポは、マンツーマンで転職活動を支援するコンサルティングサービスです。自分自身の転職軸をトレーナーと整理し、転職市場で評価される履歴書、職務経歴書の指導から、面接対策までしっかりとトレーニングします。担当者も、キャリアカウンセラーや、企業の採用担当、起業家など、採用に関わる人から指導を受けることができます。
在籍している間にスキルと知識を身につける
自衛隊に在籍している間に、今後に必要な資格を取得する人は少なくありません。
自衛隊退職希望者の中には大型免許を自衛隊内で取得して、転職後は運輸業につく人もいます。
自衛隊にいる間に転職後に必要となるスキルや知識を取得する事で転職後にかなり有利に働きますし、企業へのアピール材料にもなります。
退職した後の目標がしっかり定まってから辞める
自衛隊を退職する前にとその後に関して、明確に目標を定めることはとても大切。
目標もなく退職しても露頭に迷うだけですので、まずはしっかりと情報取集した上で自身にあった求人先に目星をつけた上で退職するべきです。
自衛隊という組織は何の理由もなく退職させてくれるほど甘いところではありません。
上司を説得する為にも、その後に関してはしっかりと前もって決めておきましょう。
自衛隊から転職して後悔する人の5つの特徴

- 1人で転職活動を行っている
- 自衛隊の価値観を引きずっている
- 民間企業と自衛隊の違いを把握していない
- 自衛隊からのその後について考えていない
- 自衛隊に在籍している間に貯金をしていない
自衛隊から転職して後悔する人は少なくありません。
18歳で自衛隊に入隊した人は民間企業で働いた経験がないため、自衛隊の生活環境がどれだけ恵まれているのか分かり難いです。
その為、民間企業で働くことを具体的にイメージできず、自衛隊にいた時の認識で外の企業で働こうとすると高い確率で後悔することになるでしょう。
あくまでも自衛隊は「特別国家公務員」であり、民間企業とも地方公務員とも扱いが違うということをしっかりと認識してください。
1人で転職活動を行っている
自衛隊から転職を検討されている方は、最初に転職に関する情報収集を行わないといけません。
とはいえ、自衛官の業務は職場によっては大変多忙な為、転職活動を行っている時間はかなり限られてきます。
より効率的に転職活動を行う為にも、無料で利用できる転職エージェント
一人で取り組むとかなり効率が悪い為、既存のサービスを利用しない手はありません。
自衛隊の価値観を引きずっている
高校を卒業してから18歳で、いきなり自衛隊に入隊された方に多いのですが
自衛隊内の認識はあくまでも自衛隊の中だけで通用するものであって、民間企業とは全く異なります。
正直いうと自衛隊で培ったスキルや知識というものは、民間企業では役に立ちません。
もちろん人によると思いますが、大半が役には立たないと覚えておきましょう。
民間企業と自衛隊の違いを把握していない
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、自衛隊から転職して民間企業で働く際にはまた0からのスタートと思ってしっかりと企業のルールに従いましょう。
「自衛隊ではこうだった!」などと考えていると、全く使えない人材として扱われる場合もあるので注意が必要です。
また、民間企業によってはブラックなところも大変多いので、就職先選びは慎重に。
自衛隊からのその後について考えていない
自衛隊を退職したい一心で、その後に関して全く考えていない人は必ず失敗します。
自衛隊にいる間にしっかりと貯金しその後の転職先まで考えた上で、実行に移ってください。
自衛隊から転職するのには大変勇気がいると思いますので、不安材料は全て自衛隊にいる間に排除しておきましょう。
自衛隊に在籍している間に貯金をしていない
自衛隊から転職したらこれまで無料で住めた営内や、無料で使えた電気・水道などは全て有料となります。
外での暮らしは決して甘くはなく、アパートやマンションを借りれば当然家賃や水道光熱費がかかります。
自衛隊にいる間は意識しなくてよかった固定費が重くのしかかりその上、自炊ができない元自衛官は食費も大きくかかることでしょう。
まとめ:自衛隊から転職して後悔しない為に今できる4つのこと

ここまで自衛隊から転職して後悔しない為に今できる4つのことに関して詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事の要点は以下となります。
- 自衛隊にいる間に貯金をする
- 転職エージェントを活用して情報収集を行う
- 自衛隊にいる間にスキルと知識を身につける
- 退職した後の目標がしっかり定まってから辞める
自衛隊からの転職はとても面倒ですが、しっかりとした準備が行えていれば決して難しいことではありません。
転職する際は誰もが不安です。
転職の不安を少しでも取り除く為に、しっかりとした準備が必要不可欠です。