転職体験談

【海上自衛隊から転職】大手自動車ディーラーへ就職した私の体験談!

【海上自衛隊から転職】大手自動車ディーラーへ就職した私の体験談!

初めまして。
私は以前海上自衛隊で勤務し5年のうちの約4年は艦隊勤務をしていました。

転職を考えたのも5年満期の3ヵ月前くらいから考慮して、自分が何をやりたいのか、手に職を付けてどうしたいかを真剣に考えました。

現在も同じように悩んでいる人のアドバイスになれば幸いです。(40代・男性)

海上自衛隊の艦船での生活と業務内容

【海上自衛隊から転職】大手自動車ディーラーへ就職した私の体験談!

海上自衛隊の艦船(かんせん)の中は一つの社会と言っても過言ではないと思います。

艦船勤務には五つの分隊があり、1分隊では

  • 射撃
  • 魚雷
  • ソナー
  • 運用

2分隊では

  • レーダー監視
  • 航海
  • 電信

私がいた3分隊では、

  • 機関(エンジン)応急工作
  • 艦上救難

4分隊では、

  • 調理
  • 補給
  • 医務

5分隊では、

  • 搭載ヘリの整備
  • 発着艦の合図

とおおざっぱに分けるとこんな感じです。

さらに艦の中には自動販売機はもちろん、アイスの冷凍庫もあります。

夜になると開く酒保(しゅほ:艦内にある売店のこと)もあり、ここでタバコ等々を後払いで購入していました。

艦の停泊中は陸に上がればPX(売店)もありましたし、消灯が過ぎたころに酔った先輩たちが酒とつまみの差し入れなんてのも結構ありました。

基地内にいれば必要最低限のものは揃う感じですね。

そんな私は横須賀所属の護衛艦隊に乗艦していました。

出港が多く母校にいることは殆どありませんでしたので、アパートというよりは下宿に部屋を借りていました。

私は3分隊に配属され常に機械室と呼ばれるエンジンルームで従事。

  • ガスタービンエンジンが4機
  • 各種機械
  • 発電機
  • 造水装置

見るもの触るものが初めてでした。

工具の名前すら分からないのに、「17のスパナ持って来い」とか「溶接するから抑えてろよ」ってのがしょっちゅうでしたね。

そうこうしながら3年位の月日が過ぎたころに、機関長より第二術課学校 応急工作過程の話をもらいました。

応急工作では

  • 溶接
  • 旋盤加工
  • 機械工作

などの技術的な事を学べるので二つ返事で了解。

術課学校で色々な技術や知識を学ぶうちに、外に出て今以上に溶接や機械の知識がつくのかなとの思いが強くなってきていました。

遠洋航海などの訓練も一通り終わり、機関長や班長に自分の思いを伝えました。

賛成はされなかったが止める権利はないからとのことで、5年満期で円満退職。

自衛隊を退職するにあたって誰もが

  • 訓練は多い
  • 出港が多く家には中々帰れない
  • 彼女に会いたい

とか色々思いはあると思います。

それに比べて「陸上勤務や外の世界はいいなぁ」って思いますよね。私もそうでした。

日曜、祭日関係なく出港。急な呼び出し。入港したのに当直とかみんな同じですよ。

嫌な思いしているのは自分だけではありません。

退職を決めたら自分は何をしたいのかを明確にして、どういう会社に就職したいかをちゃんと決めましょう。

ただ辞めたい、訓練や出港が嫌だから辞めるってわけにはいきません。

ただ嫌だから辞めるって言っても、それだとどこに行っても変わりません。

どこに行っても嫌な人や苦手な人は必ずいます。
自分が何で生活をしていくかをちゃんと決めましょう。

海上自衛官から一般企業へ転職を決意

【海上自衛隊から転職】大手自動車ディーラーへ就職した私の体験談!

退職することが決まると就職活動のために艦を降ります。

3ヶ月くらい陸上勤務になりながら就職活動をさせてもらえます。

私が一番苦労したのは履歴書と職務経歴書。

今まで一度も書いたことがなかったので、何回もやり直しをしました。

職務経歴書も事細かく記入して、それを上官に見せてダメ出しをくらってました。

私の就職先は3分隊の経験を活かして、大手自動車ディーラーに決定。

とんとん拍子とまではいきませんが、上官の方たちが就職先の方に色々と話を付けてくれたみたいで、それでは来週に面接と筆記試験を行いましょうと決まりました。

それからは毎日試験勉強と面接の練習でした。

よく考えれば

「お金をもらいながら勉強ができる環境って中々ないぞっ」

て自分でも思えてきましたね。

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海自から大手自動車ディーラーへ転職【面接当日】

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何故か上官付き添いで面接場へ。
初めて着るスーツ。

ネクタイも締めたことなんてことなんてありません。
そこは上官がしっかりと教えてくれました。

面接場では、一般教養の筆記試験が1時間ほどありました。

面接ではお偉いさんが5人も座って質問したことを覚えてます。

  • 「何故退職を選んで当社で働くのか?」
  • 「自衛隊では5年満期で退職したがこちらでは大丈夫か?」
  • 「艦ではどのような活躍ができ、それを当社でいかせられるか?」

このような質問がありました。

面接の練習をして色々なシュミレーションをやっておいて本当に良かった。

「最終判断を1週間以内に隊の方に連絡いたします。」

これで私の面接は終了。

面接も終わりその日は同期の連中や艦の先輩たちと送別会を兼ねて、飲みに連れて行ってもらいました。

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海上自衛隊から転職したその後の話

【海上自衛隊から転職】大手自動車ディーラーへ就職した私の体験談!

その後自動車ディーラーより内定の連絡をもらい、退職する日までのんびりと過ごさせてもらいました。

約1週間ぶらぶらして基地内を散歩したりして過ごしました。

自分の乗艦していた艦が出港していくのを見送り、艦内のマイクで右帽振れの号令が出て皆さんが私に帽振れをしてくれた光景を今でも覚えています。

就職後は今までとは全く違う世界が私を待っていました。

  • 朝は掃除はしない
  • 起きてすぐに朝食の準備がない
  • ほとんどの人たちが挨拶も交わさない

これが第一印象でしたね。

朝の朝礼で私の紹介があり、元海上自衛隊と紹介されました。

何故か沢山の拍手をもらい、私は板金塗装課に配属。

ここでは大型トラックから乗用車までの整備を行っていました。

車検が終わってから板金塗装するので、毎日帰りは12時を過ぎていました。

でも私は負けじ魂と海上自衛隊のプライドもあったのか、この生活を10年位継続。

今では入社して20年近く経ちますので12時に帰ることはなくなりました。

その時の面接してくれた上司の方々に、

  • 「やっぱり元自衛官は違うね!」
  • 「さすが自衛隊で教育を受けた人だね」

と褒められます。

おかげで私も管理職まで昇給する事ができました。

民間企業からの自衛隊の印象は、とても好印象です。

自分のやりたいことが自衛隊以外で見つかったらやってみましょう!
必ず自衛隊で学んだことや同期の連中は力になります。

ABOUT ME
匿名希望さん
匿名希望の元自衛官です。自身の転職に関する体験談をご紹介しています。少しでもこれから転職活動される方の参考になれば幸いです。