「自衛隊は頭おかしい!」といった口コミが、ネット上に書かれているところを目にした事がありませんか?
最近は災害活動などの活躍もあり国民からの信用もかなり高い自衛隊ですが、実際の内部事情は別問題。
内部ではいまだに根性論とパワハラが当たり前のように行われており、これまでに様々ないじめや自殺などの事件も多発しています。
この記事では元自衛官である筆者が自衛隊がなぜ「頭おかしい」と言われているのか、その原因に関して詳しく解説していますので、是非とも参考にしてみてください。
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幹部自衛官の51%が高卒以下と大半が低学歴だった
自衛隊の組織図は完全なる縦社会であり、指揮系統に異常がきたさないようにしっかりと階級で統制されています。
階級制度の考え方は一般的な会社同様、組織がより効率的に機能するように体系化されている訳です。
ピラミッド型の組織図になっていないと会社でも自衛隊でも組織として機能しなくなる恐れがあるので、階級社会に関しては非常に合理的であると言えます。
しかしながら、自衛隊の場合は部隊を指揮する幹部自衛官の約51%が高卒以下といったデータが出ておりかなり低学歴。(2017年10月末時)
あなたの部署のトップが自分よりも低学歴だと(この人大丈夫かな…)と、心配になりますよね?
一般的な会社であっても今は高学歴な人を幹部や会社のトップとして、採用したりする訳です。
重要な国防を任されている自衛隊の幹部の半分数が高卒以下の学歴というのは、誰が見ても問題があるとしか言いようがありません。
米軍の現役幹部は83.5%が大卒以上と高学歴
世界で一番強い軍隊とされている米軍では、現役幹部の83.5%が大卒以上とかなり高学歴となっています。(2015年データ)
米軍では幹部になるには学位を取らないといけない仕組みがあり、昇給するために必要な学位は米軍内で自主的に取らせるような制度が設けられています。
その点、幹部自衛官には一部を除き、学位を取らせるような仕組みは基本的にありません。
現に米軍との合同訓練などでは学歴の差から、戦術理解度が低いことから訓練が成立しないといった自衛隊幹部の悪い点が浮き彫りになっている事例もあがっています。
自衛隊の組織運営は根性論とパワハラ全開である事実
自衛隊内部で実際に働いていた経験があるからこそ分かりますが、自衛隊の組織運営は今だに昭和のような根性論とパワハラ全開なのが現状。
事実、今でも自衛隊でのいじめなどのパワハラにより、自殺や傷害事件などの実例が多数あがっています。
自衛隊、パワハラやいじめ厳罰化
厳罰化をしないと、パワハラやいじめは止まらない。
人の痛みや大事なことがわかり、人を育てることが出来ていたなら問題は起こらない。
昔から続く負の連鎖。
そうされてきたから、今も続く。。
人手不足やブラックなどの問題が起こっているのには理由があります pic.twitter.com/LP62PUIGfC
— MOCO (@MOCO00002415) March 2, 2020
自衛隊では近年、一般企業同様人材不足に悩まされています。
現場では常に人員が足りない状況である上に、今だにマンパワーに頼った働き方を行っているので現場の人はストレス高となっている状況。
忙しい状況の中でストレスがいじめとなり、事件に繋がるといった悪循環が生まれている訳です。
自衛隊と警察のいじめ体質は有名。この空士長は日頃のパワハラが腹に据えかね一発殴ったということだろう。この程度で済んでいいる内はいいが、銃を持ち出して上官を射殺するような事件も起こりかねない。警察では彦根警察署河瀬駅前交番で巡査が上司を射殺している。https://t.co/2GfWMEGFT9
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) August 1, 2019
万が一、日本がアメリカのような銃社会であった場合、ストレスが爆発した隊員が上官を銃殺したなどの事件も起こりかねません。
実際に警察では起きているらしいですが…。
それほど今の自衛隊ではパワハラが横行しており、大きな社会問題となっていると言えますね。
NNNドキュメントでも放送された「防衛大いじめ事件」の被害者と母親が上京されて、明後日、報告集会が開かれます。自衛隊艦船内でのいじめ・パワハラで自殺した隊員のご遺族も参加されるようです。自衛隊でなぜ、こうした事件が繰り返され無くならないのか。当事者の話を聞いて考えたいと思います。 https://t.co/42tCsTfHNs
— 布施祐仁 @『日報隠蔽』(集英社文庫)4/17発売 (@yujinfuse) June 23, 2019
自衛隊の中でも特に防衛大学に関してはいじめが大変有名ですが、もはや伝統となっているといっても過言ではないでしょう。
何をもっていじめやパワハラと判断するかは難しいところですが、悪い伝統などは早々に断ち切る勇気を持つ事が大事だと言えますね。
事件が起きた後では遅いので、早急に対処する必要性があると思われます。
バットや金づちでたたく。熱湯を口に含ませる。
…ふつうに、犯罪、ですね。
自衛官がパワハラやいじめを苦にして自殺する事件は繰り返されています。ここまで鮮烈ないじめ(犯罪)をおかすまでに人権意識がゆがまされる組織が、防衛大であり自衛隊なのだ、ともいえます。https://t.co/VlHHG3h77H— 明日の自由を守る若手弁護士の会/あすわか (@asuno_jiyuu) March 22, 2019
防衛大学に関連する人権意識がないような内容の悪い口コミが、ネット上には数多く出回っています。
防衛大学の彼らがゆくゆくは自衛隊の幹部として、現場で活躍していく訳ですから本当に恐ろしいですね…。
防衛大での状況が今の自衛隊を作っているといっても、過言ではないのかも知れません。
「自衛隊の内部ではいじめやパワハラが酷いんです。以前もピストルで自殺した自衛官が居ました。それだけでなく、南西諸島の配備のために多くの自衛官が急に隊を編成されて単身赴任させられました。自衛官にかかる負担は多い。そんな中、元自衛官の小西誠さんは自衛隊ホットラインを開設しています。」 pic.twitter.com/cKLVIc4g9w
— 水曜金山街宣 スイカナ✲*゚ (@wednesbaby) July 12, 2017
自衛隊でのいじめやパワハラがひどい現状を少しでも変えるために、元自衛官の方が相談場所としてサービス提供されているみたいですね。
自衛隊員の中には心の病を抱えている人も少なくありませんので、一線越える前に第三者に相談する事が重要になってきます。
しかしながら、相談者がいなかったり誰に相談して良いのか分からない人が多いのも事実。
自衛官として働く以上、体のケア同様に心のケアも必要だと言えるでしょう。
海上自衛隊横須賀基地に配備されている護衛艦の乗組員がパワハラを受けて自殺したと報道。「たちかぜ」の事件で、自殺との因果関係が認められ、この判決の後、横須賀に行き、海上自衛隊の取り組みについて話を聞いたのに、実に残念である。いじめ自殺を根絶をしたい。外部の第三者機関が必要だ。
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) September 2, 2014
自衛隊でのパワハラやいじめにより自殺などの事件に繋がってしまい、内部では処理しきれない状況となった今、政府が動き法律により厳罰化されました。
実際に2020年3月から法律により、自衛隊内でのいじめやパワハラによる処分が、以前より厳しくなっています。
この事実により今まで以上に、自衛隊内でのいじめやパワハラに対しては、世間から厳しい目で見られる事でしょう。
自衛隊の環境が合わない場合は早期に転職を決断すべき!
結論をまとめると自衛隊のいじめやパワハラなどの問題には、職場を管理している幹部自衛官の大半が低学歴なことも要因として挙げられるということです。
自衛隊という組織が今だに昭和の時代から変わっておらず、組織運営は根性論とパワハラ全開なのですから不祥事がなくなるわけがありません。
現役自衛官の方で少しでも今の職場は合わないなと感じた場合には、早々に転職を検討することをおすすめします。
また、現時点でいじめやパワハラなどの行為を受けている方は、まずは第三者(自衛隊ではない人)に相談することをおすすめします。
間違っても自衛隊だけが人生と思わず、勇気を持ってセカンドキャリアを踏み出してみてくださいね。