転職を検討している女性自衛官にありがちな悩みとしては、主に3つ。
- 自衛隊を退職した後、安定した職につけるのだろうか…
- 寿退職した場合は、どのような職につく人が多いのだろうか…
- 結婚しても自衛隊を続ける事はできないだろうか…
男性自衛官とは違い女性自衛官の場合は、結婚という大きなライフイベントもありますので、一概に自衛隊からの転職を男性と一緒に考えるのはNG。
公務員全体の退職率としては民間企業よりも低い傾向にありますが、自衛隊や警察官などの特殊な職業に関しては例年1%の隊員が退職しています。
女性の場合は男性と比較して母数が少ないので、退職率も男性と比較すると高め。
退職した後に転職先や仕事選びで、失敗したくありませんよね?
この記事では主に”自衛隊からの転職を検討されている女性”の方向けに、自衛隊からのその後のキャリア構築に関して元自衛官が詳しく解説しています。
女性自衛官の今後のキャリアプランとしてより良い人生にするためにも、新しい転職先の探し方や結婚後の仕事に関して、少しでも参考になれば幸いです。
Contents
女性自衛官の主な2つの退職理由
- 自衛隊での仕事が合わない
- 結婚での寿退職
防衛省のデータによると自衛隊における女性の割合は、6.5%となっています。
自衛隊の女性の割合は年々増加傾向にあり、自衛隊内でも女性がつける職業も多く開かれるようになりました。
とはいえ、退職者が多いのも事実であり定年まで継続して勤務し続ける女性自衛官は、稀な存在。
多くの女性自衛官が中途退職し、民間企業で働くといった道を選択しています。
自衛隊での仕事が合わない
女性自衛官は男性とは違い採用倍率は20〜50倍と大変高く、かなり狭き門。
せっかく頑張って入隊できたとしても、業務内容のミスマッチや自衛隊内での人間関係によるトラブルにより退職する人は少なくありません。
また、女性自衛官の場合は教育隊では
- 髪型はベリーショート
- 化粧は基本しない
といった民間企業で働く女性では、あり得ないような制限を受けます。
さらに部隊配属となった先には、セクハラまがいなことを言われたりすることも…。
女性が働きやすい社会になってきているとはいえ、自衛隊はまだまだ男性社会だということを忘れてはいけません。
結婚での寿退職
女性自衛官の退職理由として2つ目に多いのが、結婚による寿退職です。
結婚を機に自衛隊を退職するという女性は大変多く、結婚生活を行いながら自衛隊を続けるという人の方が割合的には少ないです。
ただ、自衛隊や警察官等は
- 出産
- 育児
- 介護
等に対する特別休暇制度が充実しており、それらを上手く活用することで継続して自衛隊を続けるという道も実現できるでしょう。
女性自衛官の結婚後の働き方
女性自衛官の結婚後の働き方としては、自衛隊を続けるという選択肢を取らないのであれば、
“副業としてネットビジネスを始める”
のが一番良い選択肢。
今はパソコンとネット環境さえあれば、子育て中の主婦でも旦那さんと同じくらい(もしくはそれ以上)稼いでいる方は大変多いです。
例えば主婦にニーズが高い”Webライター業”などであれば、参入ハードルも低め。
月に5万円ほどであれば人によっては、数ヶ月で稼げるようになります。
外に出て働くよりも負担が少ない、自宅で効率よく稼げる方法を模索してみてください。
女性自衛官は子育てしながら働けるのか?
自衛隊では女性自衛官を増やそうという動きがあり、年々女性自衛官の数は右肩上がりになっています。
女性自衛官が結婚後も働けるように、
- フレックスタイム制度
- 早出遅出出勤の考慮
- テレワークの推進
など様々な取り組みを行っています。
結婚後のキャリアに関しては今の職場を継続して続けることも可能ですし、上司に相談することで他の配属先に変えてもらうことも可能。
現時点で結婚後も自衛隊を続けたいと考えている方は、一度上司に相談することをおすすめします。
女性自衛官におすすめの転職先ベスト3
- IT企業
- 看護師
- 保育士
女性が自衛隊から転職する際には手に職をつけるという意味でも、IT企業が一番おすすめ。
今はどの分野でもIT技術が必要不可欠となってきており、業界を飛び越えてIT人材というものはかなりニーズが高いです。
また、現時点で転職先を検討されている方は、男女ともにこれからの時代にあった働き方や職業を選択することがとても大切です。
IT企業:スキルを身につけてフリーの道へ
2030年には日本で約80万人ものIT人材不足に陥るといわれています。
ITというと難しい職業だと感じる方も多いと思いますが、英語学習と同じで機械に命じる命令文(プログラミング言語)を書く仕事が根幹といえます。
今後のキャリアにおける選択肢の幅を広げるという意味でも一度IT企業で働いてみて、技術を身につけるという選択は、かなり良い判断です。
看護師:資格取得で仕事に困らない
自衛隊を退職した後に看護学校へ通い直して、国家資格である看護師資格を習得する人は少なくありません。
一度、看護師資格を取得すればほぼ確実に仕事を得ることができる上に、需要もかなり高いので仕事で困ることはなくなるといえます。
看護師は給料面も充実しており自由度も高いのも大きなメリットなので、時間をかけて資格取得を目指す価値は十分にあるといえます。
また、今はフリーランスのような働き方をする看護師も増えてきているので、仕事よりもプライベートを重要視する方におすすめ。
保育士:需要は高いが賃金が安い
看護師同様に需要が高いのが保育士です。
現在、日本のほとんどの保育園で保育士が不足しており、法律で定められた数の保育士が確保できていない状態で、子供を預かっているところも少なくありません。
労働に対して賃金が安いと叩かれがちな保育士ですが、保育士になるには国家資格が必要であり、誰でもすぐになれる訳ではありません。
保育士の需要が高いのは事実ですがそれと同時に現状、労働に対する対価が少ないのも事実。
保育士は労働環境の改善が求められている職業ですが、それでも子供好きな方には最適な仕事だといえます。
女性自衛官におすすめの転職エージェント2選
女性自衛官の方で少しでも転職を検討されている方は、無料で利用できる転職エージェントを活用して、一度キャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントではプロのキャリアアドバイザーが、無料であなたの今後のキャリアプランに関して相談にのってくれるので、利用しない手はありません。
相談する際には転職に関して気になっていることや、現時点での希望の職業や就職エリア等に関して具体的に伝えてみましょう。
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女性の転職に力を入れている大手転職エージェントdoda。
求人の質・量共にトップクラスであり、転職人気企業ランキングなどのコンテンツがとても注目を集めています。
相談にのってくれるキャリアアドバイザーもとても経験が豊富な方ばかりなので、気になる方は一度無料相談を行ってみてはいかがでしょうか。
リクナビNEXT

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履歴書や職務経歴書を無料で簡単に作成できるツールが利用できるようになっており、ロゴ等は入らずにExcelやWord等に、書き出すことができます。
女性自衛官に限らず多くの人が利用している転職エージェントの一つであり、女性のキャリア形成のサポートに力を入れています。
また、業界最大手ということもあり取り扱い求人数もかなり多いので、登録だけでもしていおいて損はないでしょう。
まとめ:女性自衛官の転職は早期が得策である

自衛隊からの転職を検討されている女性の方は、早期に行動に移した方が得策です。
転職市場では35歳までがピークとされており、30代後半となると極端に転職先が少なくなってしまいます。
どうやって転職活動を行えばよいのか分からない方は、ご紹介した転職エージェントを活用して無料相談してみるとよいでしょう。
また、結婚後のお仕事に関して悩まれている女性の方で、自衛隊を続ける意思がない方は在宅で稼げる仕事を模索すること。
私の個人サイトでも在宅でできるお仕事に関する情報等を発信していますので、是非とも参考にしてみてください。
